なじみのすし店の大将が嘆いていた。「マグロ、このごろ高こうてねえ。弱ってますねん」。 店は7、8人も入れば満席のカウンターだけ。近ごろ買い換えた小さなテレビ以外、およそ飾り気はない。18歳の時からすしを握り続けて50年以上。若狭出身の大将は…
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