2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

偽ブランド米

大阪の米穀卸会社がブレンド米を「福井県産コシヒカリ100%」と偽り、販売していたとして警察の摘発を受けた。この会社の幹部は逮捕前、取材記者に偽装販売を認めたうえで、こう言っていたそうだ。「この業界では多かれ少なかれ、どの会社でもやっている…

室町砂場「天ざる/もり」

「天ざる」「天もり」発祥の店として、つとに名高い。創業は1869(明治2)年。冷たいそば+天ぷら−いま考えると何でもない組み合わせのようだが、人気の高い天ぷらそばの売れ行きが落ちる「夏場対策」に先々代が考案したというアイデアメニューなのだ。…

農相遺書、公開を

きのう自殺した松岡利勝農水相は、8通の遺書を残していたらしい。各紙の報道によると、遺書は自殺した議員宿舎の自室内、机の上に置いてあった。封書が6通、便せん2通。いずれもボールペンによる手書きだったという。 封書は、安倍首相や農水省事務次官ら…

かんだやぶそば「せいろうそば」

創業1880(明治13)年、数ある「藪(やぶ)そば」の総本家とされる。 原点は、幕末の江戸で名をはせたそば屋「蔦屋(つたや)」。店の周りに竹やぶが多かったところから「藪そば」の通称で呼ばれたそうだ。蔦屋は明治後期に途絶えたが、その支店を譲り…

行列新記録!

また行列をしてしまった。今度は東京のラーメン店でもない、讃岐うどんでもない。きのうスカイマークスタジアム(神戸市)で行われたプロ野球セ・パ交流試合、オリックス戦だ。 試合開始は午後1時。球場に着いたのは、その10分前だった。チケットを出して…

タクシー修学旅行

先日、平安神宮の近くをタクシーで通りがかったら、湯どうふで有名な料亭の前に黒い制服の一団がたむろしている。何かと思って眺めていたら、運転手が教えてくれた。「修学旅行生ですわ。みんなで晩ごはん食べに来てるのやろね」 この時は全体行動のようだっ…

はしか流行

首都圏での「はしか」流行を受けて、きのうわが職場でも注意を促す文書が配られた。37.5度以上の発熱があれば出勤せず受診せよ、はしかと診断されたらすみやかに報告せよ、職場復帰は産業医の診断を受けてから…などなど。 京都市内では4月下旬以降、2…

3度目の正直

今季初の甲子園観戦に行ってきた。相手は、目上の4位横浜。 今年は、オープン戦の開幕第1戦、公式戦第1戦と、節目の2試合を観戦、どちらも京セラドーム大阪だった。ともに負け試合で0勝2敗。きのうはセ・パ交流戦前の最後のゲーム、なんとか初勝利に、…

海津屋「氷見うどん」

富山に旅行してきた友人から「氷見(ひみ)うどん」をいただいた。 氷見は能登半島の付け根、立山連峰を背に富山湾に臨む漁業の町として知られるが、古くからうどんやそうめんなど「めんづくり」も盛んだそうだ。 氷見のうどんのルーツは輪島のそうめんとい…

当たり運?

2度あることは3度ある。ゆうべ宇治市内で飲み、タクシーで帰宅途中に追突事故に遭った。さいわい外傷はなく、いまのところムチ打ちのような症状はないが、生涯に3度も交通事故に遭うなんて。 昨夜11時ごろ、五条通の大和大路交差点。一緒に飲んでいた2…

ラーメン軍団「重厚ラーメン」

ラーメン好きなら、一度は思う。自分の好きな味を作ってみたい−。 そう思って実際に店を開いたのが、ここの大将。開店は今年1月。31歳。10年間の会社勤めを経ての決断だったという。 サラリーマン時代に京都のラーメン店を食べ歩き、ホームページ「元祖…

エースコック「ありがとう池袋大勝軒」

コンビニで見つけたカップめん。「ありがとう 池袋大勝軒」(260円)。発売元はエースコック。 東京・東池袋の「池袋大勝軒」は、思い出深い店だ。「つけめん」の元祖といわれる「特製もりそば」が名物で、うわさを聞いて4年前、炎天下に延々3時間も路…

サルコジ大統領へ

74歳から52歳へ。シラク氏の後を受けて、きょうフランスの新しい大統領にニコラ・サルコジ氏が就いた。同国初の戦後生まれ大統領という。「フランスの復権」をかけて今後どんなかじ取りをするか、その手腕に内外の目が集まる。 保守、親米派と目されるサ…

民間刑務所

全国初の「民間刑務所」が山口県美祢市にできたという。施設の警備や清掃、受刑者の職業訓練など業務の大半をセコム、小学館プロダクションといった民間資本でつくるサポート会社が国から請け負うそうだ。 記事を見て驚いた。「拘禁感をなくし、一般の生活に…

滋賀自民の鞍替え

新幹線新駅建設などをめぐって現職知事と激しく対立してきた自民党滋賀県連が、これまでの方針を転換して「知事与党」になる姿勢を打ち出した。昨夏の知事選に敗北、今春の県議選でも過半数割れの惨敗を喫し、夏の参院選を前にしての「大変身」らしい。 きの…

モルト・ヴォーノ芦屋店「生パスタ」

芦屋の山手に広がる高級住宅街の一角。店頭におなじみの赤、白、緑のイタリア三色旗がひるがえるが「イタリア料理店ではなく、生パスタ専門店」と強調する。 全メニュー、乾燥めんは使わず、すべて手打ちの生めん。材料も国産小麦粉ではなく、地中海沿岸など…

祭りの味覚

新緑の輝く5月の京は、祭りの季節でもある。京都三大祭りのひとつ「葵祭」をはじめ、上賀茂神社の「競馬(くらべうま)」、下鴨神社の「流鏑馬(やぶさめ)」、藤森神社の「駈馬(かけうま)」…観光客の集まる大きな祭りだけでなく、地域の神社でも毎週のよ…

スー族vsスワン族

タクシー車内の禁煙をめぐって、名古屋で思わぬ「民族対立」が起きているらしい。 発端は、地元の中日新聞に載ったコラム。同社内では、少数派の愛煙家は「スー(吸う)族」と呼ばれ、多数派の「スワン(吸わん)族」の中で肩身の狭い思いをしているそうだ。…

ダフ屋も嘆く?

阪神連敗で嘆いているのはトラ党だけだと思っていたら、ほかにもいたようだ。けさの毎日新聞に「虎低迷でダフ屋一掃」という記事が出ていた。 それによると、毎年数人のダフ屋が甲子園署につかまるゴールデンウイークも、今年は逮捕者ゼロだったとか。Bクラ…

丸投げ「絶叫マシン」

20人の死傷者を出した遊園地「エキスポランド」(吹田市)のジェットコースター事故にからんで、はしなくも「天下り」組織の一端が衆目を集めている。 独立行政法人「日本万国博覧会記念機構」。大阪万博跡地の保有と公園整備・運営を目的とした組織で、遊…

魚よし「土鍋鯛めし」

瀬戸内の魚の王様は、やはりタイだろう。明石、鳴門、児島、坂出…どこもタイ料理が盛んだ。 丸亀の「魚よし」(写真①)は創業半世紀。魚屋から始めたという老舗で、天然魚を使った讃岐の郷土料理が売り物だ。名物は、なんと言っても土なべから炊き上げる「鯛…

山越「かまたま」

だれが言ったんだ。讃岐のうどんブームは去った、なんて。 連休の半ば、讃岐でも一、二を争う超人気店「山越(やまごえ)」へ行った。元は製めん所だったが、かのベストセラー『恐るべきさぬきうどん』で「香川一、日本一、ひょっとしたら東洋一、いや世界一…

石村くんツアー

どっか行こ。連休前に考えた。「そうだ、石村くんとこ行こう」。 親しくしている「味工房 うえ川」(京都市北区)で修業していた若者で、1年前に郷里の愛媛・川之江(四国中央市)へ帰って店を開いている。さわやかで、意気のよい好青年だ。友人夫妻を誘っ…

特待制度

「いま正直に申告すれば、夏の大会には出してあげるよ」。日本高校野球連盟のそんな甘いサインを読んで、全国で376校が学生野球憲章に違反する特待制度を設けていたことを明らかにした。7971人もの球児が、その恩恵に浴していたという。 調査結果に、…

「公開捜査」のあり方

きのう、警察庁の「捜査特別報奨金」制度にふれて、現役刑事のさらなる奮闘にエールを送った。きょうはこの制度にからんで、別の角度から「公開捜査」のあり方を考えたい。 「キツネ目の男」と言えば、40代以上の人ならすぐ特定の顔が思い浮かぶはずだ。1…

いまこそ汗を

警察庁が今月から、未解決重要事件の犯人逮捕に結びつく有力情報の提供者に最高300万円の報奨金を支払う制度をスタートさせた。第1次分として5つの凶悪事件が指定された。すでに容疑者の似顔絵が公表されているものもあれば、目撃者ゼロの事件もある。 …

連休に思う

若いころ、いつも不思議に思っていた。親しい部長刑事の休みの取り方についてである。 いまはどうか知らないが、当時の警察では夏休みのことを「タンレン」と呼んでいた。休暇は、体を休めるのではなく、鍛えるためにあるのだ。そんな意味合いだったのだろう…