2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

布袋さん

太鼓腹を突き出して、にこやかに袋を担ぐ布袋(ほてい)さんは、七福神の中でも一番の愛きょう者だ。一般には、福徳円満・人格形成の神様として信仰されている。先日、亀岡で600体もの布袋さんと出合ってきたから、さぞや御利益があるに違いない。 丹波七…

日清食品「チキンラーメン&白いどんぶり」

今回の主役は、ラーメンではない。器を見ていただきたい。「フタ付きチキンラーメン&白いどんぶりセット」(380円)。手前のちりれんげは、前回発売されたどんぶりに付いていたもの。正真正銘、純正のチキンラーメンというところだ=写真=。 フタの裏側…

外国人監督の栄冠

とうとう「ひる饅頭(まんじゅう)」まで登場した。京菓子ではない。略称「ひるまん」。プロ野球日本一に輝いた日本ハムのヒルマン監督にちなんで作られた札幌の新しい饅頭だ。「これを食べて応援すると勝つんです」と「ひるまん」を買い込んで球場へ向かう…

永谷園「焼きカレー」

先月初めからスーパーへ行くたびに探していた永谷園「焼きカレー」(265円)が、やっと店頭に並び始めた。テレビCMが流れ始めたのはまだ暑いころだったから、われわれが手にするようになるまでにはずいぶんと時間がかかるものだ。 CMを見た時から「焼…

朽木岩瀬山小屋「焼鯖押寿司」

先週末に若狭へ行った帰り、朽木(滋賀県高島市)の道の駅で「焼鯖押寿司」(1400円)を買った。包みの商品表示には「鯖街道朽木 岩瀬山小屋自家製」とある。 京都・出町と福井・小浜を結ぶ若狭街道は、別名「鯖街道」と呼ばれ、朽木もかつてその宿駅の…

番号継続制スタート

けさの新聞は各紙とも派手な全面広告が目を引いた。ドコモ、auの2大携帯電話会社が張り合うようにカラー広告をドカンと掲載している。 携帯電話の番号継続(ポータビリティー)制度(MNP)が、きょうから始まった。これで携帯会社を替えても、電話番号は…

分かれた「民意」

1勝1敗。プロ野球の日本シリーズを見た後、テレビのチャンネルを替えたら、ちょうど滋賀県の栗東市長選の「当確」速報が流れたところだった。新幹線新駅の建設推進を掲げる現職が、「凍結」「中止」を訴えた2候補を抑えて、再選を果たした。7月の県知事…

すし良「上にぎり」

かかりつけの鍼灸院で「小浜にうまいすし屋がある」と聞き、さっそく車を飛ばした。京都から大原、花折峠を越えて朽木、熊川…かつての若狭街道を北上、1時間余りで約80km離れた福井県小浜市に着いた。 教えられたとおり小浜城跡を目印に、小浜湾口の三角…

お受験の季節

「お受験」のシーズンがやってきた。京都では、今春開校した同志社、立命館の両小学校の入学試験が今週末から来月初めにかけて行われる。どちらも名門私学、小学校から大学までの「一貫教育」が売りで、2期目の今年も高い競争率が予想されている。 ある新聞…

三冠馬の薬物疑惑

フランスの競馬レース「凱旋門賞」を走ったディープインパクトから禁止薬物が検出された、というニュースが昨夕飛び込んできた。舞台は「世界最高峰」とされるレース、主役は日本の天才ジョッキー騎乗の三冠馬、事実とすれば国際的な大スキャンダルだ。馬の…

山冨士「天婦羅中華」

岡山でラーメン、と言うと意外に思う人が少なくないだろう。ところがどっこい、ちょっとネットで検索しただけでもけっこう数多くの店が紹介されている。 新装なったJR岡山駅の東口、高島屋の裏手にある「山冨士」は、地元で「岡山あっさり系」と分類されて…

心の金メダル

バルセロナ、アトランタ五輪で活躍したマラソンランナー、有森裕子さんの話を聞く機会があった=写真=。きのう岡山市で催された第59回新聞大会でのランチタイム。有森さんは地元岡山の出身で、ゲストスピーカーとしてやって来た。演題は「よろこびを力に……

らーめん福三「福三ラーメン」

京都のラーメンと言えば、とんこつととりがらでだしをとった濃厚こってりしょうゆ味、というのが通り相場。ところが、最近、これに魚介系のスープを加えた「ダブルスープ」が流行している。 「らーめん 福三(ふくさん)」(京都市北区)の「福三ラーメン」…

名島亭「博多豚骨ラーメン」

福岡みやげに、長浜ラーメンの人気店「名島亭(なじまてい)」の「博多豚骨ラーメン」(4食入り)をいただいた。名島亭は、長浜(福岡市)と久留米で12年間修業を積んだという店主が1987年に開店。とんこつラーメンの2大拠点を融合した味として、い…

煉瓦亭「ハヤシライス」「元祖オムライス」

東京・銀座の煉瓦亭(れんがてい)は、日本で最も有名な洋食屋といわれている。創業は1895(明治28)年。カツレツをはじめ、エビフライ、白身魚のフライ、カキフライ、さらには洋食に添える千切りキャベツやごはんを皿に盛り付けて出したのもこの店が…

天下一品総本店「中華そば」

「天下一品」、通称「テンイチ」の歴史は、わが会社人生とぴったり重なる。創業者の木村勉さんが屋台から身を起こした1971(昭和46)年は、当方が社会人のスタートを切った年でもある。 ある夜のこと。スナックのマスターが閉店後「うまいラーメンがあ…

マグロ高騰

なじみのすし店の大将が嘆いていた。「マグロ、このごろ高こうてねえ。弱ってますねん」。 店は7、8人も入れば満席のカウンターだけ。近ごろ買い換えた小さなテレビ以外、およそ飾り気はない。18歳の時からすしを握り続けて50年以上。若狭出身の大将は…

私的経済制裁

少し前のことになるが、大企業が株主総会対策として総会屋に金を渡していた事件が発覚、企業の担当者が逮捕される事件が相次いだ。まだ「コンプライアンス(法令順守)」などという言葉が広まる前のことだ。企業側は例によって「トカゲのシッポ切り」で、あ…

ハッピーマンデー

朝から京都の中心部を車で走っていたら、行き交うタクシーがそろって日の丸の小旗をつけている。そうだ、きょうは祝日、体育の日なのだ。 休ませてもらっていながら言うのも気が引けるが、この月曜祝日、いわゆる「ハッピーマンデー」というのがどうもピンと…

芝安「もちもち大竈きしめん」

名古屋のめんと言えば「きしめん」に「みそ煮込みうどん」。どちらも製めんに塩を用いず、一般のうどんとは違って、ほうとうやすいとんと同じ仲間に入るらしい。製法、味ともに関東でもない、関西でもない、中部地方独自の気風を主張している。 「きしめん」…

キャピタル東洋亭本店「トマトづくし」

秋風が吹いているというのに、ふとトマトが食べたくなって「キャピタル東洋亭」(京都市北区)へ足が向いた。「トマトづくし」なんて特別なメニューがあるわけではない。「南欧料理」を看板にするこの店では、季節ごとにおいしい産地からトマトを取り寄せて…

変わり辞書

近ごろ、変わった辞書が出ている。まだ、実際手に取って見たことはないのだが、新聞の書評欄や広告で最近とみに見かける。 「不知火」が読めないとする。ならば「ふちか」で探す。すると、ちゃんと「しらぬい」の正しい読み方にたどり着ける。名づけて『ウソ…

公衆の面前

朝の出勤時、道路わきに4人ほどの大きな男が車座になって地べたに座っている。建築中の家の前で、服装からそこの建設作業員だと思ったが、一瞬異様な気がした。 その前の日には、タクシーで麩屋町通を南進中、右側の路肩で男性が仰向けに倒れていた。車には…

お疲れ、ハルウララ

競馬はやらないのに、この馬の名前は知っていた。ディープインパクトのことではない。ハルウララ。113連敗で全国にその名をはせた高知競馬の元スターだ。 04年8月のレースを最後に、栃木県内で「休養」していたが、このほど競走馬登録を抹消し、引退が…

敬語の使い方

事件記者として警察取材をしていたころのこと。朝に、夕に、担当の警察署内をうろついて刑事課、防犯課、交通課…と順番に部屋をのぞいて回るのだが、どこへ行っても大きな声をかけられる。「ご苦労はんッス」。京都府警だけかもしれないが、顔を合わせたとき…

気まぐれケータイ

ここ数日、携帯電話の調子が悪い。電話の発着信やネット接続には問題ないのだが、メールの送受信ができない。正確に言うと、できないことが多い。 来ているはずのメールが受信できていない。作成したメールを送ろうとしても「接続できませんでした。送信を中…

展望の日

きょう、10月1日は「展望の日」。と言っても、なじみがないのは仕方ない。ことし初めて制定されたらしく、まだ日本記念日協会にも認定されていない。定めたのは、全国19の展望、観光タワーが加盟する「全日本タワー協議会」。10は英語で「テン」、1…