永谷園「焼きカレー」

先月初めからスーパーへ行くたびに探していた永谷園焼きカレー」(265円)が、やっと店頭に並び始めた。テレビCMが流れ始めたのはまだ暑いころだったから、われわれが手にするようになるまでにはずいぶんと時間がかかるものだ。
CMを見た時から「焼きカレー」というネーミングに好奇心をそそられた。もとはごはんの上にカレーやチーズなどをのせ、オーブンで焼いた料理で、昭和30年代に北九州・門司の喫茶店がつくったメニューだとか。いまでは地元の喫茶店やレストランの名物として人気があるという。先年、門司へ行った時、地元出身の作家林芙美子ゆかりの「林ライス」(カタカナではない)は食べたが、焼きカレーは知らなかった。
永谷園焼きカレー」はそのレトルト版。ごはんをグラタン皿に盛り、添付の「カレーソース」をかける。その上にパン粉やチーズの「トッピング」をふりかけて、オーブントースターで5分。表面にこんがり焦げ目がついたら出来上がりだ=写真=。
「なすと挽き肉」は、たまねぎやなす、にんにく、豚肉などがカレーソースに入っている。CMのとおり、外はサクサクと香ばしく、中はとろーりクリーミー。熱々の皿から、カレーとチーズが香り立つ。なんのことはない。カレー風味のドリアと思えばよい。
「なすと挽き肉」「チキンとトマト」の2種類がある。
  
 ★★★★(ものは試し)