2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

もっと選択肢を

来年2月に行われる京都市長選の構図が固まってきた。すでに弁護士の中村和雄氏(53歳)が共産の推薦を受けて立候補を表明、これに対して民主が立候補を要請している市教育長の門川大作氏(57歳)に自民、公明が「相乗り」する動きを見せているという。 …

名札のない病室

友人が、入院中の知り合いの見舞いに行ったときのこと。エレベーターで当該フロアまで上がったのはよいが、病室が分からない。入り口の名札を頼りに部屋を探したが、目当ての名前は見つからなかったそうだ。 診察中や検査で患者がベッドを離れている時もある…

ミシュランが何だ

15年近く前。週1回、夕刊で「ラーメン探検」と称して京都のラーメン店巡りを連載したことがある。ご当地ラーメンブームのはしりで東京のテレビ局や雑誌が「京都ラーメン」を取り上げ始めたころだ。 大きなカメラやライトを担いだ取材クルーが大挙して店に…

ロシアラーメン「BIG BON」

これを食べるには少々勇気が要った。 まず、外装フィルムがない。カップがむき出し。大丈夫かいな? 表示も、商品名の「BIG BON」は読めるが、他はすべてロシア語でチンプンカンプン。中身も作り方も分からない(写真1)。 フタに鶏の絵が描かれていたから…

朝の赤山禅院

先週の三連休、京都の紅葉どころが一斉に見ごろを迎え、多くの人出でにぎわった。 東山、大原、高雄、嵐山などに向かう幹線道路は軒並み大渋滞。ゆっくり紅葉を楽しむには、場所と時間を外すほかない。 で、思いついたのが比叡山ろくの赤山禅院(せきざんぜ…

紀州そば 五代「黒天ざる」

和歌山のめんと言えば、和歌山ラーメンとばかり思っていたら「紀州そば」の店があった。初めて耳にするそばだが、これは入らねばなるまい。 和歌山城の堀端、三年坂下の「五代」(写真1)。民芸調の外観。地元のビル管理会社が経営するという変わダネだ。 …

広告2題

きのうの日経新聞で、2つの全面広告が目を引いた。 1つは、石屋製菓の「白い恋人」販売再開(写真1)。「約束します。こころ、むすぶ、お菓子へ」をキャッチフレーズに▽入念な製品検査、原料検査と品質管理の徹底▽衛生管理マニュアルによる厳重チェック▽…

人間ドック

ことしも1泊2日で人間ドックへ行ってきた。 「人間ドックは税金だと思え」との雑誌広告を見て「そうだ」と自分に言い聞かせて受診した。年に1度の定期点検。経費は会社の健保組合に2000円を払うだけだが、あちこちガタの来ている身、課された「義務」…

わが子の責任

親は、いつまでわが子の責任を負わねばならないのだろう。息子が覚せい剤所持で逮捕された女優・三田佳子さんの「謝罪」会見の様子をテレビで見ていて、そう思った。 彼女の二男は27歳。覚せい剤による逮捕は、少年時代も含めて3度目だ。会見では、当然の…

ちゃんとする

残酷な光景だった。きのうの東京国際女子マラソン。月桂冠をかぶった野口みずき選手が喜びの優勝インタビューを終え、笑顔を振りまいている画面の後方に、トボトボと今にも止まりそうな足取りでゴールに向かう渋井陽子選手の姿が重なった。 アテネ五輪、大阪…

和歌山

小春日和の週末、和歌山へスケッチに行ってきた。 最初は、大阪府最南端・岬町の淡輪(たんのわ)ヨットハーバー。波静かなマリーナに何隻ものヨットがマストを並べて停泊していた=絵1。 午後からは、和歌山城へ。55万5千石、紀伊徳川家の居城。戦災で…

歓迎「師弟復活」

これだけ暖かいと「ストーブリーグ」の言葉がそぐわないが、ことしもトレード話が活発になってきた。 広島からFA宣言した新井貴浩選手の阪神入りが濃厚になったという。決まれば、トラ党にはうれしい話だ。 新井選手には、ここという場面で何度痛い目に遭…

責任転嫁

船場吉兆(大阪市)の商品表示偽装を報じるテレビニュースで、勤め先近くのとり料理店(京都市中京区)が大写しになり、驚いた。よく行く同僚の話では、とろとろの溶き卵のかかった「からあげ丼」が名物だそうで、確かに昼時にはいつも店の前に行列ができて…

「神様」逝去

かつて稲尾和久さんと隣り合わせたことがある。もう30年以上前、西京極球場の記者室。こちらは駆け出しの運動記者だった。 自社の席につくと、隣に柄の大きな中年男性が座っている。チラッと顔を見た。ン? どっかで見たことあるぞ。なんと「神様、仏様、…

天皇の反省

外来魚のブルーギルは、ブラックバスと並ぶ琵琶湖の敵役だ。雑食性で繁殖力が強く、湖の生態系を破壊した元凶とされる。わが愛するフナズシをピンチに追いやったのも、彼らの旺盛な食欲のせいらしい。 そんな魚を日本に初めて持ち込んだのが、いまの天皇だと…

徳島ラーメン「ふく利/東大」

徳島みやげに、ご当地の売れ筋ラーメン2種(生めんタイプ)をもらった。 徳島は、知る人ぞ知るラーメンどころ。人口27万人に満たない徳島市内に、100軒以上もの専門店があるという。 とんこつと鶏がらを使った濃厚なしょうゆ味が主流らしく、「焦げ茶…

高安「中華そば」

「ラーメン激戦地」といわれる一乗寺で9年。盛衰の激しいかいわいでは、もう中堅から古参の部類に入るだろう。いまも長い行列ができる人気店のひとつだ(写真1)。 定番の「中華そば」(600円、写真2)は、中細ストレートのめんに、とりがら+とんこつ…

「フードファディズム」

副題に「メディアに惑わされない食生活」とある。著者は高橋久仁子群馬大教授(食糧化学)。玉石入り交じった身の回りの食情報に踊らされることなく、正しい食生活と健康のあり方を考えようとの提言だ。 高橋さんによると「フードファディズム(Food Faddism…

ずっこけ竜馬

嵐の大海原で、木の葉舟のように揺れる帆船。かじを握る小沢代表が甲板に吹き飛ばされる。ロープを操っていた菅、鳩山両氏がすばやく小沢代表を抱き起こし、3人で支え合う。やがて風雨がおさまり、タイトルが浮かぶ。「生活維新」−。 夏の参院選前に民主党…

ボウリング大会

朝起きたら、首が痛い。首だけではない。肩、腕、腰、ひざ、尻…みんなアイタッ、ター。 ゆうべの社内ボウリング大会の後遺症だ。ふだん歩くのは社内と、昼食時に会社の周辺をぶらつくぐらい。歩数にすれば1日3000歩も歩いているかどうか。そのツケだ。 …

正倉院展

奈良国立博物館で開催中の正倉院展(〜12日)へ行ってきた。すごかった。何がすごいって、人出がものすごかった。 平日の午前中にもかかわらず、チケット売り場の前には「ただいま15分待ち」の表示。会場の新館軒下には50mほどの列が3重にできていた…

ソーセージ純粋令

ドイツ東部のワイマールで、おもしろい古文書が見つかったらしい。ソーセージの厳格な製法を定めた最古の法令で、15世紀のものだという。 新聞記事によると、制定したのは地元の食肉組合。ソーセージの「王様」とされる「テューリンゲン・ソーセージ」につ…

冷泉家住宅/法然院

秋の「京都非公開文化財特別拝観」(〜11日)が始まった。今回は17カ所。文化の日、好天に誘われてこの中から冷泉家住宅(京都市上京区)と法然院(左京区)の2カ所を見て回った。 ふだん公開されない文化財を手軽に見ることができる貴重な機会。遠いと…

復活した優先席

ビジネスの世界で、よく「時代の半歩先を行け」と言われる。商機をつかむには、時流に敏感でなければならない。「時代遅れ」は論外だ。かと言って、1歩も2歩も先へ進みすぎては、みんながついて来れない。「半歩」の間合いが肝要、ということらしい。 8年…

「オレ竜」に異議あり

今から1年前、中日ドラゴンズがペナントレースを制した時のこと。旧知である親会社の新聞社幹部に出あい「優勝おめでとうございます。社内も盛り上がってるでしょう」と水を向けたら「そうでもないんですよ。監督があの通りですから」と意外な言葉が返って…

日清「カレーチキンラーメン」

日清食品の「チキンラーメン」に、新たに「カレー」が加わった(写真1)。 カレー味のチキンラーメンは、これが初めてではない。同社のホームページをさっと見ただけでも、1961年に「チキンラーメン プラスカレー」、63年に「同 ニュープラスカレー」…