徳島ラーメン「ふく利/東大」

徳島みやげに、ご当地の売れ筋ラーメン2種(生めんタイプ)をもらった。
徳島は、知る人ぞ知るラーメンどころ。人口27万人に満たない徳島市内に、100軒以上もの専門店があるという。
とんこつと鶏がらを使った濃厚なしょうゆ味が主流らしく、「焦げ茶色」のスープが強い個性を放つ。


◆ふく利(徳島市吉野本町、写真1)
「徳島中華そば」を名乗る。いまでこそ「ラーメン」の呼称が普及しているが、地元では「中華そば」のほうが通りがよいそうだ。
中細ストレートのめん、とんこつしょうゆのスープは定番どおり。店の宣伝によると「地元雑誌ラーメンランキング1位、じゃらん県別ランキング2位」とか。
「コクとまろやかさ」が売りらしいが、慣れぬ口にはとても塩辛く思えた。辛口好みなら、うたい文句のように「一度食べたらクセになる」かもしれない。
 ★★★★(強烈な自己主張)


◆東大(徳島市大道、写真2)
「徳島のトップになりたい」との思いが店名「東大(とうだい)」にこもる。いま売り出し中の行列店らしい。
スープが細かく泡立ち、かきまぜると濃い茶色に変じる。「徳島一のコクの深さ」が自慢だが、上記「ふく利」と同様、塩辛さが際立つ。
一般的に徳島ラーメンの具は、チャーシューではなく、甘辛く煮付けられた豚バラ肉が多いとか。これに生卵をトッピングし、ライスと一緒に食べるのだそうだ。
なるほど、塩辛いスープ、甘辛い肉には、ぴったりの組み合わせに違いない。
 ★★★★(ほんと、ごはんがほしい!)