2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ぶらり小浜

雑誌の「小京都特集」にあおられて、若狭の港町・小浜を訪ねた。 京都から北へ約70km。好きなイカの夜釣りで何度も来ているが、日の明るい時間に町なかをゆっくり歩くのは初めてだった。 港には、夜の出漁にそなえるイカ釣り船がいくつもつながれていた(…

まる姫「焼鯖ずし」

洛北・大原から若狭に抜ける国道367号は、通称「鯖(さば)街道」と呼ばれ、花折あたりから朽木にかけては道路の両側に「鯖ずし」ののぼりを立てた店が並ぶ。先日、小浜へ出かけた帰り道、その中で面白い1軒を見つけた。 道路わきに駐車場を設けたプレハ…

記者の死

「原稿より健康」。新聞記者の世界で、よく言われる言葉だ。いくら良い記事を書こうと、自分の健康を損ねては何にもならない。仕事も大切だが、わが身も大事。命あっての物種、というわけだ。 記者も人の子。当たり前の理屈だが、これが極限の状況になると難…

トラ息切れ

トラのリーグVが消えた。ほんの10日ほど前は、仲間と祝勝会の段取りまであれこれ話していたのに、あれよあれよの7連敗。2年ぶりのお祭り騒ぎは尻すぼみに終わった。 一時は首位に12ゲーム差まで引き離されながら、オールスター戦後の驚異的な巻き返し…

朽木温泉「てんくう」

かつて「鯖(さば)街道」の宿場町として栄えた朽木の里は、近年、豊かな自然を利用したスポーツ・レジャー施設やキャンプ場などで近隣から多くの客が訪れる。その中心「グリーンパーク朽木想い出の森」にあるのが、朽木温泉「てんくう」だ。 開業は1995…

御三家のピンチ

現代用語事典の御三家が、存廃のふちに立っているらしい。「イミダス」(集英社)、「知恵蔵」(朝日新聞社)、「現代用語の基礎知識」(自由国民社)で、軒並み発行部数がピーク時の20%以下に落ち込んでいるそうだ。 これまで通りに08年版の発行が決ま…

楽園ASIA Kyoto「ミーゴレン/グリーンカレー」

出来合いのペーストなどは使わず「厳選素材と丁寧な味つくり」をうたうアジアンレストラン。評判を聞いて、先週2度訪れた。どちらもランチタイムだった。 まず1度目。インドネシアのエビ入り焼きそば「ミーゴレン」に目玉焼き、焼き鳥、野菜スープ、デザー…

東大中央食堂「素ラーメン」

東大へ入った。ヨシモトの桑原和男ふうに言うと「の食堂に」である。 東大生協中央食堂は、東大のシンボル・安田講堂(写真1)の地下にある。席数420。内部が円形ドームになった名物大食堂だ。 入り口の陳列ケースをのぞくと、たくさんのメニューが並ん…

入力ミス

先日、定食チェーン「宮本むなし」を取り上げた際、本文の中でうっかり「日本一のご版屋さん」と記してしまった。「飯(の字)を使わないところがギャグ。どこまでも、お笑いのノリの定食屋さんですね」とのコメントをいただき、初めて入力ミスに気がついた…

さぬき麺心「太く長〜くのおばあちゃんのおそば」

瑠美子ばあちゃんはどこへ行ったのかと思っていたら、こんな所にいた。近くのスーパーで見つけた「池上製麺所 太く長〜くの おばあちゃんの おそば」。包装紙に、あの瑠美子ばあちゃんの人懐っこい笑顔の写真が印刷されていた。 池上製麺所は香川県高松市に…

宮本むなし地下鉄丸太町駅前店「栄養バランス定食」

なんとも人を食ったような店の名前だ。同社のホームページによると、社長の子どもが幼いころ、宮本武蔵を発音できずに「むなし」と呼んでいたことに由来するとか。人の関心を引くという点では成功だろう。 大阪市に本部を置く定食チェーンで、現在、関東以南…

日清Chin「アラビアータ」

日清食品から、また新しいシリーズが出た。「Chin」。カップを丸型から四角いボックス型(写真1)に替え、水も湯も使わず、電子レンジで「チン」するだけ−が売りだ。 ラインナップは、ソース焼そば、五目焼そば、スパゲッティ「ボロネーゼ」、上海焼そば、…

手を合わす

毎週通う鍼灸院で。隣の診療台から先生の声が聞こえる。「手を合わしてごらん。はーい、合掌」。運動障害のある女児がリハビリを受けている。そばのお母さんに先生が言う。「手を合わせるのは脳の発達にいいんですよ」。合掌は、東洋医学で説く「気功」の基…

千寿庵吉宗「三笠」

奈良名物の「三笠」をいただいた。それも直径15cm以上もあろうかというジャンボサイズ。千寿庵吉宗(奈良市押上町)の特製で、全国菓子博で同じ名前の「三笠宮名誉総裁賞」の受賞作だ。 写真は上から撮ったのでアンパンみたいだが、それよりもっと大きい。…

京大生協/KBS京都「総長カレー」レトルト版

京都大学(京都市左京区)のカフェ「カンフォーラ」に「総長カレー」が登場したのは、05年11月。無類のカレー好きという尾池和夫総長が、自らプロデュースした名物メニューだ。 スパイシーで、コクの深い本格カレーで、いまも日に約50食が売れる人気ら…

KY理事長

自分の都合でしか物事を判断できず、大局がとらえられない人のことを、はやり言葉で「KY」と言うそうだ。「空気が読めない」の略。だれが言い出したのか知らないが、テレビ番組などで不祥事に鈍感な政治家や企業人らに対してよく使われている。 その語法に…

首相辞意

ふつう「職を賭して取り組む」と言えば「職を賭すほどの強い決意でやる」という意味だ。後段の「取り組む」に力点があるのは言うまでもない。ところが、安倍晋三首相は「取り組む」前に「職を賭」してしまった。 昼過ぎ、食堂のテレビに「首相辞意」の速報が…

快「神」撃

わがパソコンが壊れ、修理に出している間に快進撃! 巨人を3タテ、首位躍進、25年ぶりの10連勝。いやはや、やってくれるものだ。 きょうから9連戦。ずっと勝ち続けるのは無理にせよ、首位固めをかけた天王山になる。 熱闘の合間をぬって、きのう甲子園…

愛機入院

形あるものは、みな壊れる。生き物には寿命、モノにも耐用年数という限りがある。 先週末、自宅のパソコンが起動しなくなった。思えば1カ月前ぐらいから「兆候」があった。電源を入れると「Warning」(警告)と書かれた英文の画面が現れ、ソフトウエアのバ…

心得違い

北京駐在のベトナム大使が中国外務省から2度にわたって呼び出され、ベトナムメディアの中国報道について抗議された、との記事が先日の新聞に出ていた。 問題にされたのは、ベトナム国営テレビや新聞が一連の中国産品の粗悪問題を取り上げ「消費者は低品質の…

そば鶴「かき揚げおろしそば」

鉢の真ん中でうず高く盛り上がっているのは、大根おろし(写真1)。目の前で奥さんが長さ15cmほどに切った大根の皮をむき、力いっぱいすりおろしていたが、まさか全部わが鉢に入るとは思っていなかった。 おろしの山の下は、エビ、イカ、ミツバを使ったか…

クラシエフーズ「オトコ香る。」

包装紙に「カラダ香るフレグランスガム」とある。Fragranceは「芳香」。かむと、体から良いにおいが香る、というのだ。 今春から全国で再発売されている男性向けガム。旧カネボウフーズが1年前に発売し、一時は品切れまで出る騒ぎで話題を呼んだ。汗やたば…

財布紛失

「財布がない!」。気づいたのは帰宅後、着替えしている時だった。 ゆうべ10時半ごろ、祇園からタクシーに乗って自宅前まで。料金の千数百円を払おうとして、かばんから財布を出して中身を見たら、千円札が1枚。あとは5千円札1枚と1万円札が3枚。おつ…

五日天下

明智光秀が本能寺に織田信長を急襲したのは1582(天正10)年6月2日未明。羽柴秀吉との山崎の合戦に敗れ、小栗栖であえない最期を遂げたのが13日夜。世に言われる「光秀の三日天下」だが、正味は12日間あった。 鳴り物入りで発足した安倍改造内閣…

世界陸上

朝起きてきて、テレビのスイッチを入れたら、女子マラソンの最中だった。30kmを過ぎたあたりで、先頭集団に日本人選手が2人入っていた。世界陸上大阪大会の最終日。ここまで日本はメダル0。ついつい画面に引き込まれた。 この大会、当初からしらけて、あ…

宇治茶のコラボ

ペットボトルの世界で、伝統の宇治茶ブランドが注目を集めている。 辻利一本店(宇治市)が、日本たばこ産業との共同開発(コラボレーション)で今月3日から緑茶飲料「辻利」を発売するらしい。1860(万延元)年、初代辻利右衛門がおこした老舗で、「辻…