ぶらり小浜

雑誌の「小京都特集」にあおられて、若狭の港町・小浜を訪ねた。
京都から北へ約70km。好きなイカの夜釣りで何度も来ているが、日の明るい時間に町なかをゆっくり歩くのは初めてだった。
港には、夜の出漁にそなえるイカ釣り船がいくつもつながれていた(絵1)。スケッチをしていたら、雨がポツリポツリ。さっさと画材をしまい込み、市内散策に切り替えた。
小京都といわれるとおり、三丁町あたりは京町家を思わせる千本格子の家が並ぶ。その近くにある生簀割烹「雅(みやび)」へ。特産・ぐじ(甘鯛)の若狭焼を注文した。1人前は半身で1890円(絵2)。ホロホロとほぐれる白身の上品な甘みを楽しんだ。
町は、来月から始まるNHK朝のテレビ小説「ちりとてちん」の舞台になるらしく、あちこちにポスターやのぼりが飾られている。この秋の若狭路は、ちょっぴりにぎやかになりそうだ。