楽園ASIA Kyoto「ミーゴレン/グリーンカレー」

出来合いのペーストなどは使わず「厳選素材と丁寧な味つくり」をうたうアジアンレストラン。評判を聞いて、先週2度訪れた。どちらもランチタイムだった。
まず1度目。インドネシアのエビ入り焼きそば「ミーゴレン」に目玉焼き、焼き鳥、野菜スープ、デザートのついたセット(1480円、写真1)を注文した。
ミーゴレンは、現地のレストランや街の屋台でおなじみの人気メニュー。米粉で作った細めんは、普通の焼きそばに比べてやわらかく、ベチャベチャした食感。独特の香辛料を使った味付けは、しょうゆにも似た甘さでなじみやすかった。失礼ながら、日清の「焼チキン」を思い出した。
2度目は、タイの「グリーンカレー」(1280円、写真2)。前回のミーゴレンがあまりにも日本風に思えたので、あえてスパイシーなホットメニューにした。
出てきたカレーはおとなしい抹茶色。これに気を許したのがいけなかった。スプーンでカレーをすくい、ライスにかけてひと口。一瞬、ココナツのふくよかな風味が舌の上に広がったが、それを楽しむ間もなく、20種類のスパイスが口の中で燃え上がった。
辛いも辛い、超辛い。具のエビやナスを味わうゆとりもない。コップの氷に、しびれた舌の先をつけて冷やしたが、店を出てもしばらくヒリヒリはおさまらなかった。
玄関にぶらさがった唐辛子の飾りは、ダテではなかった(写真3)。京都市中京区二条通堀川東入。


★★★(味は確か、でも少し高い)