朽木温泉「てんくう」

かつて「鯖(さば)街道」の宿場町として栄えた朽木の里は、近年、豊かな自然を利用したスポーツ・レジャー施設やキャンプ場などで近隣から多くの客が訪れる。その中心「グリーンパーク朽木想い出の森」にあるのが、朽木温泉「てんくう」だ。
開業は1995年7月というから、この種の日帰り温泉では先駆けの部類だろう。地下約1200mからくみ上げる泉温25.8度のアルカリ性単純温泉だ。
源泉風呂、泡風呂などの内湯のほか、「てんぐの湯」と名付けられた露天風呂もある。林間から若狭街道を見下ろす眺めはなかなか気持ちよいが、湯船の狭いのが残念。大人が10人も入れば窮屈なほどだ。
湯はさらっとして無色無臭。神経痛、筋肉痛、うちみ、くじきなどに効能があるという。
おむつをしている赤ちゃんの入浴を認めない施設が多いが、ここはOKらしい。そのせいもあってか、若いファミリー客が多い。
温水プールを併設(別料金)。手作りパンやしぼりたて牛乳、プリンなども売っていて、湯あがりに楽しめる。600円。滋賀県高島市朽木柏。
 
 おふろ ★★★
 清潔度 ★★★
 楽しさ ★★★