日清Chin「アラビアータ」

日清食品から、また新しいシリーズが出た。「Chin」。カップを丸型から四角いボックス型(写真1)に替え、水も湯も使わず、電子レンジで「チン」するだけ−が売りだ。
ラインナップは、ソース焼そば、五目焼そば、スパゲッティ「ボロネーゼ」、上海焼そば、アラビアータの5種類。各237円。
試したのは、アラビアータ。ピリ辛トマトソースのスパゲティだ。箱型の紙容器を開けると、生タイプのめん、かやく、調味オイル、ソースの小袋が入っている。めんを箱の底に入れ、その上に順番にあけていく。あとは電子レンジで2分半、熱々の出来上がりだ。
牛乳の紙パックのような中に入っためんに少々違和感があるが、底からよくかきまぜて、めんに具や調味料をなじませる(写真2)。水も湯も使わないので、めんの食感がどうかと思ったが、やや硬めながらしっとりとしてパサパサやゴワゴワといった感じはなかった。
かやくは、ソーセージ、タマネギ、赤ピーマン、緑ピーマン。ピリッと辛めのトマトソースがうまい。
先日取り上げた「U.F.O. NEXT」といい、この「Chin」といい、日清は次世代のカップめん調理を「電子レンジ」に置いているようだ。
チキンラーメンの発明から来年で50年。「熱湯」に親しんだ旧世代としては少し戸惑う。そのあたり、容器を替え、食べ手の「意識改革」も促しているのかもしれない。

★★★★(湯離れを迫る新製品)