日清「カレーチキンラーメン」

日清食品の「チキンラーメン」に、新たに「カレー」が加わった(写真1)。
カレー味のチキンラーメンは、これが初めてではない。同社のホームページをさっと見ただけでも、1961年に「チキンラーメン プラスカレー」、63年に「同 ニュープラスカレー」、94年にも「日清チキンラーメン カレー家族」が出ている。
過去何度も手を替え品を替えして発売されているカレーチキラー。今回は、いつものチキンラーメンに、パルメザンチーズ入りのカレー粉が別添されている。
めんの上にカレー粉をあけ、生卵をのせて熱湯を注ぐ。3分して、ふたを取る。カレーの香りがフワーッ、と思いきや、さほどでもない。チキラー固有の香りが前に立つ(写真2)。スープをすくい、やっとカレーの「風味」を感じた。
チーズを入れた「マイルドなカレー味」が売りらしいが、チキンラーメンの強い個性に押されて、いまいち特色が出せていない。外装には「数量限定」とあるが、このおとなしさでは、愛好者をぐっとひきつけるのはむずかしいだろう。
袋とカップの違いはあるが、同社のカレーめんは「カレーヌードル」「どん兵衛カレーうどん」など傑作が多い。さらなる改良を期待する。5食入り450円。

★★★(もっとカレーの風味を)