奈良時代の初め。長谷寺の開祖・徳道上人が亡くなり、あの世でえんま大王にこう言われたそうだ。「生前の悪事で地獄へ落とさねばならぬ者が多すぎて困る。三十三の観音を一巡した者は必ず極楽へ行かせるから、人々にそう教えよ」 大王から三十三所の宝印を授…
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