「ゆららの湯」押熊店

けいはんな学研都市の南、京都府精華町と境を接する丘陵の住宅地。大型量販店やレストランなどが並ぶ大通りに「天然湧出温泉」ののぼりがはためく。
単純温泉、32.2度。地中深くからくみあげているらしい。自慢は、浴場面積の半分以上を占める広々とした露天風呂「ならやまの湯」。大きな石を組み合わせた岩風呂や東屋(あずまや)風の屋根が付いたひのき風呂などで、のびやかにくつろげる。
平らな石の上にあおむけに全身を伸ばして横たわる。視界いっぱいに青空が広がる。背中は湯につかっている。体の上を通り抜ける風はまだ冷たかったが、自然との一体感が心地よかった。
各浴槽に「必ず(足や体の)かかり湯を」の表示がある。従業員もひんぱんに浴室を回っており、衛生管理に気を配っている様子。ただ湯上がりの後、腕や手指から塩素のにおいが離れず、気になった。
650円(土日祝700円)。奈良市押熊町。

おふろ ★★★★
楽しさ ★★★
清潔感 ★★★★