日清「どん兵衛だし焼うどん」

どん兵衛」と言えば、どんぶり型カップめんのパイオニア。それが、焼きそば「UFO」でおなじみの円盤型カップに入って登場した。「どん兵衛だし焼うどん」。粉モンの本場・大阪の日清食品ならではの新製品だろう。
本来の焼きうどんにもソース味としょうゆ味があるように、このシリーズにも「かつお醤油仕立て」と「旨みソース仕立て」の2種類が用意されている(写真①)。焼きそば「UFO」との違いを見るために、しょうゆ仕立てのほうから試してみた。
作り方は「UFO」と全く一緒。円盤型の容器に熱湯を注いで5分。湯切りの穴から湯を捨て、添付のしょうゆをかける。削りかつおのパックも付いており、しょうゆをなじませためんの上にふりかける(写真②)。
なるほど、めんは「どん兵衛」と言うとおり、あのもちもちとした太めの平めん。具は、キャベツにニンジン。ただ、肝心のだししょうゆが甘めで、めんとの相性がいまひとつ。もっとストレートなしょうゆ味のほうが、平めんのうまさを引き立てると思う。また、うどん自体にコシがない分、きちんと湯切りしておかないと、ベタベタになる。
きつね、天そば、カレーなど「どん兵衛」シリーズには名作が多い一方「イタリア風海鮮」「キムチ」など短命に終わったものもある。さて、この焼きうどん、どちらの道を歩むか。各155円。

★★★(めん、仕立て味ともに改良の余地あり)