しみず「カレー肉丼」

京都コンサートホール京都市左京区)の1筋東、住宅街の真ん中にある。外観は、どこにでもある小さなうどん屋さん=写真左=だが、見過ごす心配はない。店に近づけば、カレーのにおいが漂ってくる。あとはそのにおいを追いかけて行けば、ひとりでに店までたどりつく。
 
1941(昭和16)年の創業。メニューには各種のうどん、そば、丼があるが、ほとんどの客がカレーを注文する。カレーきつね(630円)、カレーとり、カレーとじ、カレー肉(各680円)、カレーとりきつね、カレー肉きつね(各780円)など。いずれもうどんでも、そばでも可。注文ごとに3種のカレー粉を調合してつくるので、好みの辛さを言えば調整してくれる。
この日は、カレー肉丼(700円)を注文した=写真右=。カレーを全面にかけず、少し白いごはんがのぞいている。カレーライスを意識しているのだろうか。具は牛肉と九条ネギ。しっかりととろみのついたカレーあんが絶品。濃厚で辛め、ごはんとよく合う。個人的には、うどんやそばより、この丼がおすすめだ。
気さくで愛想のよいおかみさんの応対にも好感が持てる。
★★★★(カレー党、行くべし)