マルハチ「ねばねば」

2002年に阪神タイガース監督に就任した星野仙一氏は「Never never never surrender(ネバー、ネバー、ネバー、サレンダー)」をスローガンに掲げた。選手たちにしみつた負け犬根性を一掃し「絶対、絶対、絶対に、くたばるもんか」という気概を持とうと呼びかけたものだ。その掛け声に応じるかのように、その年は最下位を脱出して4位に浮上、翌03年には見事18年ぶりのリーグ優勝を果たした。
それに比べて、今シーズンのふがいなさ。もう秋風が吹いている。あの「ネバー、ネバー…」はどこへ行ったんだ、と嘆いていたら、きのうスーパーの食品売り場でこんな品を見つけた。「ねばねば」。
三陸産のメカブ、昆布、長芋、オクラ、キュウリの5種を細かく刻んで混ぜてある。「ご飯・冷奴のおともに」だって。さっそく夕飯に冷奴とともにしょうゆをかけていただいた。まさに「ねばねば」のオールスター、冷奴にからんでなんと糸の引くこと。うまい! けさは、納豆にこれをかけて熱いご飯で。もうこれ以上ないという究極のネバネバをたんのうした。
阪神ナインは全員、今晩から「ねばねば」と声をあげて、これを食すべし!
1パック278円。製造元は山形県庄内町の「マルハチ」。
★★★★(粘りのない方はぜひ)
 
【写真左=「ねばねば」のパック、写真右=冷奴のおともに】