グリコ「黒カレー」

横浜カレーミュージアム横浜市中区)とグリコが共同開発したレトルトカレー。2年前に同ミュージアムの企画『湘南カレー』で人気を博した「黒カレー」をヒントに、ミュージアムのプロデューサーが湘南のシェフと一緒に作り上げたそうだ。315円。
中袋の封を切らずに熱湯の中へ4、5分。見た目にも黒い濃厚カレーの出来上がりだ=写真=。
説明書きによると、原材料は牛ひき肉にタマネギ、しょうが、にんにく、バナナなど。「黒」の秘密は、黒ゴマとココアを加えているところにあるらしい。
「中辛」で、辛さはさほどではなかったが、いためたタマネギの風味が際立つ。宣伝文句のとおり、なかなかコクの深い濃厚な味わいだ。
ところで、そもそも「湘南カレー」とは? ミュージアムの解説によれば「湘南の海を眺めながら味わうコクのある欧風カレー」とあるが、いまいちピンとこない。なぜ湘南が「黒」なのか、も不明。ま、カタイこと言わず、味が良ければよしとしておこう。
昔から「黒い食材は体に良い」と言われる。黒豆、黒酢、黒ゴマ、黒豚、黒糖…。黒七味に黒コショウ、最近では、東京ばな奈の「黒ベエ」や生八つ橋「黒のおたべ」など黒は菓子の世界にまで広がっている。カレーが黒くても不思議はないのだ。
 
★★★★(「クロ」ウトの味!)