大文字府庁前店「若竹うどん」

「京都手打ちうどん本舗」を名乗る。千本丸太町に1号店があり、ここはその2号店。昨年10月末の開店から日が浅く、まだなじみは薄い。
讃岐風の手打ちうどん、との評判で、まずは「日替わり定食」(680円)でお手並みを拝見。この日は、旬のタケノコとワカメを使った「若竹うどん」にかやくごはんと小鉢だった=写真=。
メーンのうどんは、やや細手。本場の讃岐ほど塩味は強くない。しかし、コシの強さは負けず劣らずシコシコ。つゆも、讃岐のようなしょっぱいしょうゆ味ではなく、昆布とカツオなどを使った関西だしだが、いわゆる「京風」よりは少し魚系の味が勝っている。
味は讃岐、雰囲気は京都。京風の讃岐うどんか、讃岐風の京うどんか。どちらかと言えば、前者に近い気がする。メニューにも、きつねやすじ煮込みに交じって「釜玉」「天ぷらぶっかけ」など讃岐でおなじみの品が並ぶ。派手さはないが、丁寧な「町のうどん屋さん」といった印象だ。京都市上京区下立売通油小路東入。
 
★★★(めざせ、京のUDON)