アローン「オムライス」

京都市役所の西側。表には「グリル&コーヒー」の看板が出ているが、つとにジャンボオムライスで名高い。ごはんの量は「並」で約2合。「大」なら2合半強。普通のちゃわんなら5、6杯分もあるという。
3人行ったうちの2人が「大」を注文した。おばちゃんがこちらの年格好を見て「うちのは多いですよ」と忠告してくれた。「知ってる。大丈夫や!」
出てきた品は写真の通り。手前が「大」、奥が「並」。直径25cmほどの丸皿いっぱいに高さ10cmものオムライスが小山のように盛られている。「大」は上を覆う玉子がすそまで届かず、中身のケチャップライスがはみ出している。
具は、ハム、タマネギ、マッシュルーム、グリーンピース。玉子の上にはリンゴを使った同店特製のソースがかかっている。甘めのソースが玉子と一緒になり、ケチャップライスとよく合う。半分ぐらいまではおいしく、快調に食べられる。問題は後半だ。
途中で卓上のウスターソースをかけて、味と気分を変える。福神漬も貴重なアクセントだ。「大」を注文したひとりは、残り3分の1ぐらいで顔から汗がタラタラ。水を6杯もおかわりして、めでたく完食した。
並も大も同じ580円。大を食べる人なんて、そうそういないのだろう。帰りにレジのおねえさんが笑いながら「お大事にね」やて。京都市中京区寺町通御池上ル。

★★★★(上品、小食、胃弱、気弱な人は行くべからず)