マルタイ「九州博多棒拉麺」

マルタイ棒ラーメンの新製品をいただいた。白いパッケージの「九州博多棒拉麺」。発売から日が浅く、スーパーなどへ行くたびに商品棚を探しているが、京都ではまだあまり出回っていないらしい。
売りは、粉末と液体の２つに分けた「ダブルスープ」。濃厚、かつすっきりとした本格とんこつスープをめざしたそうだ。他に調味油、ゴマ・刻みネギも付いている。
めんは、おなじみ細手の棒ラーメン。本場にならって硬めにゆで上げるのがコツだ。乳白色になったダブルスープをひとすくい。たしかに濃厚で、コクがあるが、脂っこさはない。「炊き出し」と呼ばれる博多ラーメン特有のさっぱりとした食べ口を感じさせる。
福岡に本社を置くマルタイが、そうめんのような「即席棒ラーメン」を発売したのは１９５９（昭和３４）年。すでに１年前に日清チキンラーメンが出ていたが、まっすぐに伸びた棒状ラーメンにこだわり、縮れ主流の即席めんの世界で独自の地歩を築いてきた。
博多ラーメンの身上は、歯ごたえのある極細ストレートめんにサラッとした上質の白濁スープ。ご当地メーカーならではの仕上がりを感じる。

★★★★★（Ａ級棒ラーメン）