金ちゃん「徳島ラーメン」

いつもと違うスーパーで、金ちゃんのカップめん「徳島ラーメン」を見つけた=写真=。5月の連休に四国路を巡ったせいか「徳島」の地名にひかれた。
「金ちゃん」は徳島製粉徳島市)の商標。「徳島ラーメン」の地元である。
「徳島ラーメン」は99年に新横浜ラーメン博物館に「いのたに」が出店、ご当地ラーメンの仲間入りをした。基本的には、とんこつを使ったしょうゆ味の濃いスープで、めんは中細ストレート。具はチャーシュー、ネギ、メンマといったところだ。
金ちゃんのカップ版「徳島ラーメン」も、甘辛く味付けられた豚カルビ肉の小片に、ネギ、メンマなどが入る。スープは粉末と液体の合わせ式。濃厚だが、見た目ほどの脂っこさはない。なかなかの出来だ。
工夫の余地があるのは、めんだろう。即席めんにしては縮れが緩く、本場のストレートを意識している。ただ、製粉会社の製品にしてはめんが味気ない。めんはめん、スープはスープといった印象で、両者の相性がいまひとつのように思う。
徳島ラーメンはごはんと一緒に食べる人が多いという。ならば、スープのとんこつしょうゆはもう少し濃い味でもよいのではないか。

★★★(頑張れ、地元による地元のラーメン)