チャーミングチャーハン「焼飯 チャーハン付」

かわいい名前の中華料理店(写真1)。以前は烏丸通寺之内上ルにあり、近くの同志社大、成安女子中・高校、関西文理学院などの生徒や学生に「チャーチャー」の短縮形で親しまれてきた。
初めての人は、まずメニューを見てびっくりする。ラーメン、餃子、八宝菜、から揚げなど単品の下に逐一「チャーハン付」の値段が書き添えられている。さすが、店名にまでうたうチャーハン。全メニューにチャーハンセットが設定されているのだ。
メニューを選ぶ途中に2度びっくり。「焼飯 400円」の下にも「チャーハン付 ¥600」とある(写真2)。えー、ほんまかいな。だれもが1度は声を上げる。チャーハン付きの焼きめし、やて!
そして、だれもが思う。焼きめしとチャーハンはどう違うの? 百聞は一見にしかず。注文して出てきた品を見て3度びっくり。同じものが2つ並んでいる。具は玉子、ニンジン、ネギ。油はよく通っているが、いため具合は浅く、色も味もあっさりめだ。
写真3は、持ち帰り用に詰めてもらったセット。よく見ると、右の量がビミョーに少ない。左がメーンの焼飯、右が「付」のチャーハンのつもりらしい。中身はどちらも一緒。わざわざ名前を変えてあるのはご愛きょう、要するに焼飯の大盛りなのだ。京都市中京区丸太町通油小路西入北側。
ちなみに、一般的には「ごはんをいためてから卵を入れる」のが焼きめし、「卵を入れてからごはんを入れていためる」のがチャーハンだとか。卵が先か、ごはんが先か。もとよりラ的にはあれこれ言わず、うどん屋で食べるのが焼きめし、中華屋で食べるのがチャーハンと心得ている。

★★★(日本、いや世界唯一のメニュー!?)