クラブハリエ「バウムクーヘン」

一般のバウムクーヘンに比べると、やわらかくしっとりとした食感が特徴=写真右=。内外のコンクール受賞などを通じて、最近は東京などでも名前を知られるようになった。
本拠は滋賀県近江八幡市。日牟礼(ひむれ)八幡宮の緑に囲まれた広い敷地の中に工房があり、ガラスの向こうで職人たちが材料を溶き、窯に入れ、焼きの色合いや香りを確かめながら一層一層焼き上げていく様子を目の前で見ることができる=写真左=。
焼きたてのバウムクーヘンはその場で切り分けられ、ひとつずつ小袋に入れて販売される。1個210円。日もちは当日限り。ひとり5個までという限定販売がよけいに人気をかきたてる。休日などは、焼き立てを待って長い行列ができることもある。
クラブハリエ(CLUB HARIE)は、和菓子130年の歴史を持つ「たねや」(本店・近江八幡市)が1995年に設立した洋菓子部門。バウムクーヘンはその主力商品だ。他にパンやタルト、ショコラなど多彩な品をそろえている。
同じ敷地内に洋菓子研究所を置き、品質向上や新商品の開発などにも力を注ぐ。併設のカフェはオープンテラスで庭を眺めながら、出来立てのおしゃれな菓子が楽しめる。
  
★★★★★(限定、焼きたての味)