おっきりこみ

おっきりこみ。関西ではなじみが薄いが、小麦づくりの盛んな北関東の郷土料理だそうだ。めんや具を切り、煮込むところから、この名前がついたらしい。
買ったのは、箱根・大涌谷のみやげ物店。本場ではないが、風変わりな名前にひきつけられた=写真①=。
幅2cmほどもある平打ちめん。つるんとした生地、もちもちした食感で、名古屋のきしめん、山梨のほうとうの親類のよう。パスタのラザニアも遠縁と言えるかもしれない。
まずは合わせみそ仕立ての鍋で試した=写真②=。具は他に豚肉、ごぼ天、野菜など。グツグツしても煮崩れすることなく、幅広めんがみその風味や肉、野菜のうまみをよく吸ってうまい。
お次は、添付の濃口しょうゆだしを使って、温かい「おっきりこみうどん」=写真③=。つるつるした口当たりがよい。ただ、めんのコシが強いので、口の中でモチャモチャ。普通のうどんやそばのようにはすすりにくい。煮込みうどんにすれば、粉っぽさが消え、本来の食感が楽しめそうだ。
あちこちのめんを求めて食べているが、思わぬ所で思わぬ収穫。日本は広い。
 ②  ]③ 
★★★★(おったまげた太さ、コシ)