京四季 彩「あなご天丼」

出てきたどんぶりのボリュームに圧倒された。アナゴの天ぷら1本半が、ごはんの上に折りたたんで2階建てになっている。さらに、その上にピーマンがのるから、つごう3階建ての豪勢さだ。
アナゴは明石産とのこと。身はほんわか、淡白なうまみ。厚手のコロモにかかる濃いめの天つゆとのバランスがよい。これにみそ汁が付いて893円。
昼のメニューは、もう1種「とんかつ膳」(893円)。こちらは同行者が注文した。鹿児島産「三味豚(さんみとん)」の肩ロースを使ったとんかつで、これまたボリューム満点。
ふだんは具だくさんの豚汁が付くそうだが、この日は売り切れ。レジで千円札を出した同行者に、200円のおつりが返ってきた。律儀な店だ。
本業は、夜の「串揚げ」。和職歴40年というご主人の腕が光る。愛想がよく、腰の低い奥さんとの呼吸もぴったりだ。
京都市上京区京都府庁東門の東約200m。場所柄、府や府警職員の出入りが多い。昼の営業は月、木、金だけ。

 ★★★★(迫力の山盛りどんぶり)。