笑麺「笑めん」

久しぶりに行って、少し見直した。「笑麺(しょうめん)」は1993年に府庁前で開店、5年前に現在地へ移った。開業当初に2回ほど食べたが、平凡な味で正直言ってあまり良い印象はなかった。
今回、あらためて食べてみた。あえて店の看板メニューを、と店名のついた「笑めん」(大盛り900円)=写真=にした。普通のラーメンに煮卵、のりが入っている。
めんは細手のストレート。注文をつけずにいたら、やややわらかめにゆでられてきた。スープは、鶏がらのしょうゆ味。5種のしょうゆをブレンドしているそうで、なかなか味わいがある。
表面に背脂が浮く。「ますたに」に代表される典型的な「京都ラーメン」の構成だが、あのこってりした濃厚さはない。見た目より意外にさっぱりしている。これを食べやすいと思うか、物足りないと感じるか、人によって好みの分かれるところだろう。
めん、スープともに合格の域。15年の「進歩」を感じた。ただし、値段がやや高め。入り口の券売機、水のセルフサービスも興ざめだ。京都市上京区堀川通下立売上ル。

★★★★(15年、脂が乗ってきた)