Margaret「マーガレットライス」

東山山ろくの銀閣寺から南禅寺に抜ける「哲学の道」は、四季を通じて訪れる人が多い。その途中、遊歩道の土手下に「organic cafe Margaret」はある(写真1)。お菓子の世界から飛び出してきたようなかわいい三角屋根が目印だ。
開店は3年前。若い女性2人の共同経営で、徹底的に「体と環境にやさしい」にこだわる。コーヒー、紅茶はもちろんのこと、野菜、スパイス、乳製品、製菓材料など、店で使う食材の99.9%までが安全で無添加のものだという。
オリジナルの「マーガレットライス」(850円、写真2)は、人気メニューのひとつ。玄米ごはんの上に、3種類のスパイスをきかせたひき肉と生野菜が載る。チーズ風味のピラフといった趣で、食べ口がよい。
それぞれの食材の産地を尋ねたら、即座に「肉は能勢、生野菜は亀岡、チーズはよつ葉…」と答えが返ってきた。国内の食肉偽装、中国の粗悪食材が騒がれるいま、こうしたこだわりの店の存在はうれしい。
「カレーライス」(900円)も玄米ごはん。肉、魚を使わず、野菜のだしとスパイスで作るベジカレーだ。他にデザート、ドリンク各種。
京都市左京区浄土寺上南田町。場所柄、観光客やオーガニック嗜好の外国人客も多い。

★★★★★(やさしい+うまい=カラダ喜ぶ)
※08年12月24日で閉店しました。