あじ

東大中央食堂「素ラーメン」

東大へ入った。ヨシモトの桑原和男ふうに言うと「の食堂に」である。 東大生協中央食堂は、東大のシンボル・安田講堂(写真1)の地下にある。席数420。内部が円形ドームになった名物大食堂だ。 入り口の陳列ケースをのぞくと、たくさんのメニューが並ん…

さぬき麺心「太く長〜くのおばあちゃんのおそば」

瑠美子ばあちゃんはどこへ行ったのかと思っていたら、こんな所にいた。近くのスーパーで見つけた「池上製麺所 太く長〜くの おばあちゃんの おそば」。包装紙に、あの瑠美子ばあちゃんの人懐っこい笑顔の写真が印刷されていた。 池上製麺所は香川県高松市に…

宮本むなし地下鉄丸太町駅前店「栄養バランス定食」

なんとも人を食ったような店の名前だ。同社のホームページによると、社長の子どもが幼いころ、宮本武蔵を発音できずに「むなし」と呼んでいたことに由来するとか。人の関心を引くという点では成功だろう。 大阪市に本部を置く定食チェーンで、現在、関東以南…

日清Chin「アラビアータ」

日清食品から、また新しいシリーズが出た。「Chin」。カップを丸型から四角いボックス型(写真1)に替え、水も湯も使わず、電子レンジで「チン」するだけ−が売りだ。 ラインナップは、ソース焼そば、五目焼そば、スパゲッティ「ボロネーゼ」、上海焼そば、…

千寿庵吉宗「三笠」

奈良名物の「三笠」をいただいた。それも直径15cm以上もあろうかというジャンボサイズ。千寿庵吉宗(奈良市押上町)の特製で、全国菓子博で同じ名前の「三笠宮名誉総裁賞」の受賞作だ。 写真は上から撮ったのでアンパンみたいだが、それよりもっと大きい。…

京大生協/KBS京都「総長カレー」レトルト版

京都大学(京都市左京区)のカフェ「カンフォーラ」に「総長カレー」が登場したのは、05年11月。無類のカレー好きという尾池和夫総長が、自らプロデュースした名物メニューだ。 スパイシーで、コクの深い本格カレーで、いまも日に約50食が売れる人気ら…

そば鶴「かき揚げおろしそば」

鉢の真ん中でうず高く盛り上がっているのは、大根おろし(写真1)。目の前で奥さんが長さ15cmほどに切った大根の皮をむき、力いっぱいすりおろしていたが、まさか全部わが鉢に入るとは思っていなかった。 おろしの山の下は、エビ、イカ、ミツバを使ったか…

クラシエフーズ「オトコ香る。」

包装紙に「カラダ香るフレグランスガム」とある。Fragranceは「芳香」。かむと、体から良いにおいが香る、というのだ。 今春から全国で再発売されている男性向けガム。旧カネボウフーズが1年前に発売し、一時は品切れまで出る騒ぎで話題を呼んだ。汗やたば…

日清カップヌードル「エコスタイル」

日清食品から新しい形のカップヌードルが出た。名づけて「エコスタイル」。カップめんの元祖が発売36年目にして大転換、カップとめんを切り離したところがミソだ。 従来のめんを80%に圧縮し、コンパクトな真空パック詰めにした。カップは合成樹脂製。使…

ベンベヌート登美ケ丘店「トマトのタリアテッレ/4種類チーズのピッツア」

イタリア語で「ベンベヌート(Benvenuto)」は「歓迎、いらっしゃい」の意味。関西有数の高級住宅地、学園前に通じる坂道沿いに、石造りの大きな建物がデンと構える。周りに木々を巡らせ、近隣の豪邸にもひけをとらない外観だ(写真1)。 一見腰が引けるが…

バンコクガーデン「クッティアオ」

タイ国料理は、ヘルシーなイメージで根強い人気がある。御所南の住宅地にある「バンコクガーデン」(写真1)は開店からまだ日が浅いが、本場の味を楽しめる店として知られる。 オーナーの奥さんがタイ人で、食材の多くを現地から取り寄せているという。ラン…

天天有「中華そば」

酔った勢いで、久しぶりに「天天有(てんてんゆう)」ののれんをくぐった。もう7、8年前になるだろうか。この日と同じく飲んだ帰りに立ち寄った際、あまりにも味が落ちているのに幻滅、それ以来行っていなかった。 タウン誌やネットのランキングではいつも…

ふもと屋「とうじそば」

「とうじそば」は信州・木曽を中心とした地方の郷土料理。分かりやすく言えば、そばの「しゃぶしゃぶ」だ(写真1)。 写真上に見える竹編みのしゃもじが「とうじかご」。左端の鉄なべには、熱いつゆが入っている。ざるに小分けされたそばをとうじかごに適量…

青塚食堂「ニシン焼定食」

なかにし礼作詞の「石狩挽歌」を聴いて、かねてニシン漁の「番屋」へ行ってみたいと思っていた。小樽中心部からバスで約20分、祝津海岸へ。歌に出てくるかつての「にしん御殿」や番屋の廃屋を見ることができた。 そのバス停近くで朝食に入ったのが「民宿 …

アジャンタ総本家「とりなすかりぃ」

札幌発祥のスープカレーは35年前、ここから始まったという。「アジャンタカラー」と呼ばれる赤、オレンジ色を塗った派手な外観、外壁に躍る「薬食同根…」の大きな文字が「元祖」の自信と強い自己主張をうかがわせる(写真1)。 札幌中心部からタクシーで…

日清食品「焼チキン」

「チキンラーメンの焼きそば」って、どんなんや? テレビのCMにひかれて、話題の新製品、日清の「焼チキン」を買い込んだ(写真1)。 袋には、チキンラーメンと同様、油で揚げためんが1つ入っているだけ。よけいなかやくや調味料、ソースのたぐいはない。 …

森正「にうめん/そうめん」

そうめんの歴史は、大和・三輪の里に始まる。約1300年前、大神(おおみわ)神社の宮司狭井穀主(さいたねぬし)がこの地に小麦の種をまかせ、神意を受けてそうめんを作ったと伝わる。 大神神社の鳥居横にある「森正(もりしょう)」は、立派な門構え。脇…

稚加栄「辛子明太子/さんまめんたいこ」

福岡みやげに稚加栄(ちかえ)の「辛子明太子」をいただいた。 稚加栄(福岡市中央区)はいけす料理の有名店。高級料亭にふさわしく、上質な素材を生かした風味豊かな味わいが身上だ。 定番の「辛子明太子」(写真1)は、北海道産のタラコだけを使う。皮が…

かねよ「上等きんし丼」

きょうは土用の丑(うし)。昼食に職場を抜け出し、同僚とタクシーで京極の「かねよ」(写真1)へ。創業100年余、うなぎ一筋の老舗だ。 注文は、迷うことなく名物の「きんし丼」。1/2匹の「並」(1400円)もあるが、せっかくのこと。まるまる1匹…

つるとんたん本町楼「冷たいポタージュのおうどん」

「つるとんたん」は大阪・宗右衛門町に本拠を置く手打ちうどんチェーン。大阪だけでなく、東京の六本木や新宿、丸の内などにも出店している有名店だ。 ビジネス街の真ん中にある「本町楼」(写真1)は老舗の旅館を改装したものらしく、間口が広く風格のある…

日清「U.F.O. NEXT GENERATION」

日清食品のカップ焼きそば「U.F.O.」に次世代商品が登場した。名前もずばり「NEXT GENERATION」。先週出たばかりで、まだ近畿、中部、北陸地方だけの限定発売らしい。 どこが「次世代」なのか。作り方が全く違う。お湯は使わず、水と電子レンジを使うのだ。 …

Margaret「マーガレットライス」

東山山ろくの銀閣寺から南禅寺に抜ける「哲学の道」は、四季を通じて訪れる人が多い。その途中、遊歩道の土手下に「organic cafe Margaret」はある(写真1)。お菓子の世界から飛び出してきたようなかわいい三角屋根が目印だ。 開店は3年前。若い女性2人…

麻布永坂 更科本店「カレー南ばん」

「永坂更科」からさらに坂を下ること5分、新一の橋交差点の角に「麻布永坂 更科本店」が立つ(写真1)。外観は更科堀井、永坂更科の2店ほど大きくはないが、中に入るとテーブル席のほかに小上がりもあり、結構広い。 それにしても麻布十番界わいに3店も…

永坂更科 布屋太兵衛「生粉打そば」

「更科堀井」から坂を数十m下ったところにあるのが「永坂更科 布屋太兵衛」(写真1)だ。「堀井」と同じく、江戸中期の寛政年間、保科家に出入りした布屋太兵衛を始祖とする。名代ののれんは太平洋戦争前夜に途絶え、その後それぞれに枝分かれしたらしい。 …

更科堀井「さらしな」

さらしなそばは、雪のような白さが身上だ。そばの実の中心部分の粉だけを使ったそばで、江戸の昔から最上級のそばとして珍重される。江戸後期の粋人、大田蜀山人もこの白いそばをごちそうになり「はじめて蕎麦の妙をしれり」と感嘆したそうな。 「更科堀井」…

おにかま「カレーうどん」

こういう店に来ると、うどんはやっぱり大阪やなあ、と思う。 表に「うどん」の大文字看板。店の前にも4枚のド派手看板が並ぶ(写真1)。これで店を見過ごす人はいまい。「こだわり自家製麺と天然だし」「化学調味料や余分な添加物は一切使わず、体に優しい…

リストランテ情熱大陸「トマトスパゲティ」

どこかで聞いたような店の名前はご愛きょう。今月初め、北山通にオープンした(写真1)。 うたい文句は「生パスタの店」。開店に先立って、近隣町内の家々に「プレオープンのご案内」のポストカ−ドが配られた。「ご近所限定」の特別価格で招待するという。 …

そば茶寮 澤正「とろろそば」

東山・泉涌寺の山すそ、静かな住宅地の一角。和洋折衷のしょうしゃな玄関が目を引く。薄紫の鮮やかなのれんが掛かっていなければ、ここがそば屋とはまず気づかない(写真1)。 オープンは2002(平成14)年。近くに店を構えるそば菓子の老舗「澤正(さ…

かぎ富「釜そば」

まず店の外観を見てほしい(写真1)。屋根の形、2階の高欄…そう、近くの銀閣寺そっくりなのだ。 続いて、はし袋。「かぎ富の 目出たき蕎麦を 召上れ 初めつるつる 末はかめかめ 主人敬白」の狂歌がおもしろい。 さらには「如意山麓名物 釜そば」(680円…

UMAI「札幌らーめん缶」

話題の缶入りラーメンを食べた。その名もずばり「札幌らーめん缶」。その自動販売機が京都で初めて伏見区内に登場したとの新聞記事を見て、宇治に住む同僚にさっそく買ってきてもらった(写真1)。 大手自販機メーカー「フジタカ」(京都府長岡京市)が今年…